[本文より]「鹿児島県と言えば何を思い浮かべますか。」と問えば,多くの人が「桜島(さくらじま)」と答えるのではないでしょうか。現に,鹿児島市の観光ポスターが数種類ありますが,どれにも桜島の堂々たる姿がシンボル的に載っています。鹿児島県における桜島のシンボリックな扱いは,いま始まったことではなく,民謡鹿児島小原節の一番にも「~燃えて上がるは 小原 はあ 桜島」と歌われるほど,昔から知られていました。そんな桜島が「実は鹿児島だった!」,つまり,「鹿児島は桜島の古名であった。」なんて垂オますと,老若男女問わず目を丸くして驚くことでしょう。