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[岐阜県]下呂の地名のいわれ

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公開日:2006年08月04日
[岐阜県]下呂の地名のいわれ

[本文より]「下呂(げろ)」といえば,下呂温泉です。有馬温泉(兵庫県),草津温泉(群馬県)と並び,三大名泉といわれた下呂温泉の歴史は古く,平安時代の天暦年間(947~957年)から湯治場として知られていました。

「下呂」の地名は全国の中でも相当変わっていますが,その由来を訪ねていくと一千年以上の昔にさかのぼります。「下呂」の地名は,律令国家の一施設,すなわち律令国家が官道に設置した駅名に由来します。官道とは,都の中央政府と地方国衙(こくが)とを結ぶ主要道路を政府が指定したもので,東海道,東山道,北陸道,山陽道,山陰道,南海道,西海道の七道です。これらの官道には30里(約16km)ごとに駅家(うまや)が設置され,官吏に人馬や宿食を提供していました。美濃,飛騨を通る東山道には,東山道と飛騨国府を結ぶ支路が設けられ,いくつかの駅家が置かれました。その一つが「下留(しものとまり)」です。奈良時代の『続日本記』宝亀七(776)年曙獅ノは「下留駅をおいた。」と記録されています。

岐阜県 O

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