今ここにある公共性の認識か,あるべき公共性の形成か
-全国社会科教育学会 第52回全国研究大会シンポジウム・レポート-
鹿児島大学教育学部助教授 溝口和宏(みぞぐち かずひろ)
東京書籍2003年11月作成
[本文より]10月25日,鳴門教育大学にて全国社会科教育学会第52回全国研究大会シンポジウムが開かれ,「社会科において個と公,私と公の関係をどのように捉え育成するか」というテーマのもと,気鋭の研究者による具体的な授業や教授計画書にもとづく提案とそれをめぐる活発な討議が行われた。シンポジストは江間史明(山形大),唐木清志(静岡大),佐長健司(佐賀大),原田智仁(兵庫教育大)の4氏,指定討論者は池野範雄(広島大),江口勇治(筑波大)の両氏であった。シンポでの各氏の提案と討議の概要は,以下の通りである。・・・・
鹿児島大学教育学部助教授 溝口和宏