ラムサール条約全文のテキストデータです。
[前文]締約国は,人間とその環境とが相互に依存していることを認識し,水の循環を調整するものとしての湿地の及び湿地特有の動植物特に水鳥の生息地としての湿地の基本的な生態学的機能を考慮し,湿地が経済上,文化上,科学上及びレクリエーション上大きな価値を有する資源であること及び湿地を喪失することが取返しのつかないことであることを確信し,湿地の進行性の侵食及び湿地の喪失を現在及び将来とも阻止することを希望し,
水鳥が,季節的移動に当たって国境を越えることがあることから,国際的な資源として考慮されるべきものであることを認識し,温地及びその動植物の保全が将来に対する見通しを有する国内政策と,調整の図られた国際的行動とを結び付けることにより確保されるものであることを確信して,次のとおり協定した。
東京書籍(株) 社会編集部