「せんだいむかしばなし」(編集:せんだいむかしばなし編集委員会 発行:株式会社宝文堂)に掲載されている一話 再話 庄司幸栄
[本文より]むかし,原町(はらのまち)にひとりの男が住んでいたと。ある日のこと,庭先で,近所のわらしこたちが,なにやらいじくりまわしている。みると,鶴(つる)のひなっこだった。
「かわいそうなこと,するもんでねえ」
ぐったりしたひなっこをとりあげ,手のひらにのせてみると,か細い足をいためているではないか。
この民話は,読み聞かせや語りの種としてご活用ください。また,小学校国語2年の単元「むかし話のおもしろさを-かさこじぞう-」や,3年「読書のまど-世界の民話を読む」などで,関連資料としてご利用いただけます。
株式会社宝文堂 せんだいむかしばなし編集委員会