「せんだいむかしばなし」(編集:せんだいむかしばなし編集委員会 発行:株式会社宝文堂)に掲載されている一話 再話 小野和子
[本文より]むかし。三つの女の子とかあ母さんと二人でくらす家があった。とう父さんは木をき伐るのがしごとだったけれど,たおれた木にうたれて一年前に死んだ。そのあとをついで,母さんは男にまじって木き伐りしごとに出たが,あし足で手まといになるのは三つの女の子のサクだった。その日も,サクをそばの草むらに寝かせて,「おとなしくしてろな」と,言い残して,男たちについていった。
この民話は,読み聞かせや語りの種としてご活用ください。また,小学校国語2年の単元「むかし話のおもしろさを-かさこじぞう-」や,3年「読書のまど-世界の民話を読む」などで,関連資料としてご利用いただけます。
株式会社宝文堂 せんだいむかしばなし編集委員会