「せんだいむかしばなし」(編集:せんだいむかしばなし編集委員会 発行:株式会社宝文堂)に掲載されている一話 再話 庄司幸栄
[本文より]土橋通(どばしどおり)を南に下って来ると八幡町(はちまんまち)の通りに出るが,その右手の角(かど)っぱなのところに,明治のころまでお茶屋が二,三軒(けん)あったんだと。そのころは,芋沢(いもざわ)や吉成(よしなり)や根白石(ねのしろいし)の方から馬にまきとか炭をつけて,朝早く,仙台(せんだい)の町さ売りに来たもんだったと。米とか麦とか野菜をつけてくる馬もあったと。
この民話は,読み聞かせや語りの種としてご活用ください。また,小学校国語2年の単元「むかし話のおもしろさを-かさこじぞう-」や,3年「読書のまど-世界の民話を読む」などで,関連資料としてご利用いただけます。
株式会社宝文堂 せんだいむかしばなし編集委員会