「せんだいむかしばなし」(編集:せんだいむかしばなし編集委員会 発行:株式会社宝文堂)に掲載されている一話 再話 小野和子
[本文より]むかし。なかやまとうげ中山峠のふもとに,男きょうだい二人が暮らしていたんだと。あん兄ちゃんのほうは,うまれつき目が見えなくて,弟が山しごとして兄ちゃんどこやしな養っていたんだと。弟が山で,カィーンカィーンと,おの斧をふるうと,とびのすやま鳶巣山のトンビどもが,気もちよさそうに大空をま舞うのが見える。
この民話は,読み聞かせや語りの種としてご活用ください。また,小学校国語2年の単元「むかし話のおもしろさを-かさこじぞう-」や,3年「読書のまど-世界の民話を読む」などで,関連資料としてご利用いただけます。
株式会社宝文堂 せんだいむかしばなし編集委員会