「せんだいむかしばなし」(編集:せんだいむかしばなし編集委員会 発行:株式会社宝文堂)に掲載されている一話 再話 小野和子
[本文より]ろくごう六郷に,すーへえずん爺つぁんが住んでいた。ばん婆つぁんもいなくて,ひとりぐらしでおひゃくしょう百姓していたと。雪がどーんとふった夜,すーへえ爺つぁんはひとりでまま飯た炊いて,ひとりでく食って,ひとりでろ炉ばた端さ横になってたと。すると,外のほうで,「すーへえ,すーへえ」と,声がする。
この民話は,読み聞かせや語りの種としてご活用ください。また,小学校国語2年の単元「むかし話のおもしろさを-かさこじぞう-」や,3年「読書のまど-世界の民話を読む」などで,関連資料としてご利用いただけます。
株式会社宝文堂 せんだいむかしばなし編集委員会