「せんだいむかしばなし」(編集:せんだいむかしばなし編集委員会 発行:株式会社宝文堂)に掲載されている一話 再話 小野和子
[本文より]むかし。つぼぬま坪沼のかん勘べ兵え衛さんといえば,仙台からえど江戸にまで名のとおった ”おろく六しゃく尺“であった。身のたけは,なみの人より首ふたつもたかいし,むないた胸板ときたらあま雨ど戸のくらいもひろくて,おまけにおとこ男ぶりもこのうえなしだもの,さっそく仙台のとの殿様にめ召し出されてかごかつぎをおおせつかったと。
この民話は,読み聞かせや語りの種としてご活用ください。また,小学校国語2年の単元「むかし話のおもしろさを-かさこじぞう-」や,3年「読書のまど-世界の民話を読む」などで,関連資料としてご利用いただけます。
株式会社宝文堂 せんだいむかしばなし編集委員会