村松賢一・スピーチコミュニケーション通信 2008年2月号より。小・中学校の「話すこと」「聞くこと」学習指導のために。今更言うまでもないことだが,教師という職業にとって話す力(話力)がもつ意味は他の職業とは比ぶべくもなく重い。拙著(「できる教師の『話し方・聞き方』」明治図書)でも書いたが,学習指導は,動機付けに始まり,説明,問答,アドバイス,評価などと,「話す」ことと切り離せない。生活指導(叱責,説諭,説得,・・・)となると,これはもう話すことそのものである。
日本教育大学院大学客員教授 村松賢一