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《The Study of Budo.-From Martial Arts to Combative Sports-》[Martial Arts]

  • 実践事例
  • 学校経営
公開日:2006年11月01日
《The Study of Budo.-From Martial Arts to Combative Sports-》[Martial Arts]



[本文より]わが国の武芸の種類について,最も早くこれを要約したのは『平治物語』である。

『馬に乗り,はせ引き(騎射),早足(脚力),力持ち(相撲)など,ひとえに武芸をぞ稽古せられける』とある。

ここに挙げられた「馬」「弓」「早足」「相撲」の四種のうち,早足は基本的な訓練でありながら,術として成立した流派名もわずか数流にすぎない。

1716(享保元)年に発刊された『本朝武芸小伝』は,各流派や流祖たちの列伝として信頼度の高い書物であるが,ここでは武芸を「兵法(軍学)」「諸礼(礼儀作法)」「射礼(弓術)」「馬術」「刀術」「槍術」「砲術」「小具足(逮捕術)」「柔術」の九つに分類している。

江戸時代に“武士の六芸”とされたのは,「弓」「馬」「槍」「剣」「砲」「柔」のことで,いずれも武芸のうちに含まれるものである。

したがって,ごく一般的に言えば,武芸とは「武士として身につけるべき闘争の技術である」と理解してよいだろう。



・A4判縦・4ページ

Kimio Sone

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