[本文より]
教育においては,どのように社会が変化しようとも,「時代を超えて,変わらない価値のあるもの」(不易)がある。
☆ 豊かな人間性,正義や公平さを重んじる心
☆ 自らを律しつつ,他人と協調し,思いやる心
☆ 人権を尊重する心
☆ 自然を愛する心などである。
このような心を慈しむことは,「いつの時代」「どこの国」の教育においても,大切にされなければならないことであろう。さらに,それぞれの国の教育において,自国の「歴史」や「伝統」「文化」などを学ばせ,これらを大切にする心をはぐくむことも,また時代を超えて,大切にされなければならないことであろう。
しかし,教育は同時に,社会の変化に無関心であってはならない。「時代の変化とともに変えていく必要があるもの」(流行)に柔軟に対応していくことも,また教育に課せられた課題であろう。
このように,教育における「不易」と「流行」を十分に見極めつつ,教育を進めていく必要があろう。
・A4判縦・5ページ
Kimio Sone