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《New Vision》[教科指導編]イングリッシュ ティーチング(1)

  • 実践事例
  • 学校経営
公開日:2005年11月24日
《New Vision》[教科指導編]イングリッシュ ティーチング(1)



[本文より]

生徒が“英語ギライ”になる原因は何であろうか?その原因は,学習の中途で英語が分からなくなるからである。では,英語が分からなくなる原因は何か?

★第一には,「単語」と「熟語」を知らないこと。

★第二には,「文法」と「構文」を知らないこと。

調査結果によると,大半の生徒が“中学1年の二学期”の段階でつまずき,英語ギライに陥っているという。この時期にじっくりと「文法」や「構文」を教え込んでおけば,その後はもっと楽になるはずである。文法や構文が分からない(不消化)のまま先に進んでいる過程に悲劇が生じるのである。何の教科でも,「分からなくなる」と「おもしろくなくなり」,その結果「キライになる」のである。ましてや外国語である英語についてはなおさらそうであろう。その逆に,「分かる」と「おもしろい」から「スキになる」ものである。「キライ」にならないようにするには,「分かるように」しなければならない。私が主張したいのは,基本的な「文法」や「構文」は,初歩の段階でしっかり教え込んでおく必要がある,ということである。単語と熟語,文法と構文をじっくりたたき込まれることは,苦しいことかもしれない。が,その峠を越した後は,実に楽々と前進していけたことを,私は自分の経験を通して知っている。英語ギライ(苦手)の生徒を,英語ズキ(得意)な生徒に変えるほどの自信は,私にはない。しかし学校という,“英語を学ばなければならない場”にあって,英語という教科のせいで,悩み,苦しみ,そのことにより「劣等感」や「挫折感」すら抱いている生徒を見るのは,辛いことである。生徒を取り巻く環境がいかに改善されようとも,そのことにより現状の生徒の英語ギライが改善されるとは,私には思えない。なぜなら,生徒たちが英語を学び始めたとき,“英語ギライ”になってやろうなどと考えた者は,誰一人としていないはずだからである。

・A4判縦・8ページ

Kimio Sone

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