[クロ-ズアップ]学力向上における高校生の生活実態・学習状況調査の活用
ニュ-サポ-ト高校教育情報Vol.1(2007年秋号)
[本文より]
近年,生徒の生活実態や学習意欲についての調査が,以前にも増して社会に注目されるようになっている。たとえば,平成12年,15年に実施されたOECD生徒の学習到達度調査(PISA)や,平成14年,17年に実施された高等学校教育課程実施状況調査(国立教育政策研究所)において,家庭での学習時間の問題点や基本的な生活習慣と学力の関連等が分析され,その結果が発表されるたびに,新聞等において大きく報じられた。また,神奈川県藤沢市では,昭和40年から学習意識調査を実施しているが,過去と比較して生徒の学ぶ意欲が大きく減退しているという調査報告は,いわゆる「学力低下論」とともに,さまざまな論点から引き合いに出されているところでもある。
兵庫県教育委員会事務局高校教育課