大学入試センター試験英語リスニングテスト(第1回)について
Listening Pilot 編集委員会
ニュー・サポート高校英語Vol.5
東京書籍2006年4月発行
[本文より]
大学入試センター試験というのは,最多の英語で約50 万人にも及ぶ受験者数の多さもあり,例年,各方面・マスコミなどからそれなりの関心を集めますが,今年はセンター試験史上初の「英語リスニングテスト」が実施されたことで,近年にない注目を集めました。ハード面で心配された「再生機器の不具合」がマスコミの報道ではやや目立ちましたが,実際に再試験の扱いになったのが500人ほどで,仮にこれを「深刻な不具合発生」とすれば,その発生率は約0.1 %であり,「テスト初回」「受験者数の多さ」「通常の家電機器のような,大規模な操作性の事前チェックができない」,という厳しい条件を鑑みれば大学入試センター,及び関連諸機関はよくやったといってよいのではないでしょうか。
東京書籍(株) Listening Pilot 編集委員会