[本文より]英語の数字表現には,古くからの慣用表現もあれば,現在の時代を反映した新しいものもある。これらの数字表現のなかには,英語の授業において,主教材を補うための情報源として利用できるものもある。これらの数字表現に潜む歴史的・社会的背景をエピソードとして英語の授業で紹介することも,学習者の英語に対する興味関心を喚起する一つの切り口となるのではないかと考え,現代英語で頻繁に現れるが比較的知られていないと思われる表現を,具体的な用例とともに取り上げることにする。用例としては,アメリカのニュース・メディアや現代人気小説からのものを用いた。
1. グローバル化が生み出した新語“24/7”
2.文字通り「四六時中」を表す“24-7”
3.現代のグローバル社会を象徴する“24/7”
4.アメリカの労働文化を表す“24/7/365”
兵庫県立星陵高等学校 大西博人