インターネットを使った語法研究について - コーパス,インフォーマント,辞書-
1999年5月
[本文より]最近,特定の英語表現の使用頻度や妥当性を調べる方策のひとつとして,従来の辞書の他にコーパスが盛んに使われるようになってきた。これと平行して,同じ目的でインターネット上のメーリングリストやニュースグループを利用する方法も研究されてきている。本稿では,いくつかの英語表現の現在の使用頻度やそのusageの妥当性の確認に関し,辞書,コーパス,インターネット上のインフォーマントの情報を比較しながら,有効な語法研究のあり方について検討してみたい。
札幌国際情報高等学校 伊藤一正