[本文より]コンピュータは最近,語学教育へ急速に取り入れられている。この状況は,生の英語が聞ける,自分の音声が聞けるということで,多くの教育機関が先を争うようにLL教室を建設した60年代を思い出させる。その背後には生徒募集のための「商魂」もあったろうが,LL訓練の効果がこの動きを突き動かした最大の要素であった。現在,多数の大学がComputer Assisted Language Learning (CALL) の導入を図っているが,CALLはLLからさらに進歩し,4技能を同時に訓練できる機能を備えている。
文教大学教授 小林ひろみ