撮影年月:1998年8月、撮影場所:群馬県・福島県。植物や植物遺体(泥炭または枯死体)からなり、湖沼や河川に浮遊する島。浮島が浮遊するのは、植物や植物遺体のもつ浮力と浮島内部に発生するメタン、二酸化炭素などのガスによる浮力によっています。尾瀬ヶ原に代表される高層湿原の池沼に浮島は多くみられ、池底から水面に浮上したコウホネ類などの浮葉植物の根茎や、水面に長く伸びるミツガシワの根茎を核にしてスゲ類やミズゴケ類が侵入して浮島が発達することが知られています。大きさは普通は数平方m程度です。
東京都立北多摩高等学校 大桐