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これからの生物教育と大学入試

  • 生物
  • エッセイ
公開日:1999年09月18日
これからの生物教育と大学入試

【本文より】 文部大臣の思惑に反して「理科ばなれ」が進み,大学に入ってくる学生の,とくに数学と理科の学力低下が著しく目立つようになった。数学世界一は過去のことであり,分数計算さえおぼつかない大学生がうようよしているし,そんなのは序の口で,本を読まない(と本屋さんがなげいていた),語彙に乏しい,○×式思考のみ発達し,論理的な文章が書けない,問題を途中まで聞いて反射的に答えるTVのクイズ番組さながらに,問題を途中まで読んで答える,などなどおよそ科学的思考以前のところで,それ以上は「やっていられねえ」学生が多くなった。

東京大学名誉教授 水野丈夫

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