[前文]私が所属している大阪府高等学校理化教育研究会・物理研究委員会・実験部会の例会の席で,メンバーである森脇 豊先生(現在は教職から引退)から次のようなことを教えて頂きました。
「はく検電器の頭部に帯電体を近付け,頭部に指を触れることによってはく検電器に帯電体と異種の電荷を帯電させる過程は,一般的には図1のように解釈されているが,一連の操作の過程をじっくりと観察してみると,図2のように,指に静電誘導が起きる影響が絡んでいて,意外に複雑な変化をする。また,図2の2.と7.のはくの開き方の比較からから推測すると,図2の4.の段階で,指から検電気の頭部に過剰に電荷が乗り移っていると考えられる。」
そこで,真偽の程を確かめて見るべく実験を行ってみましたので,映像をご覧頂いて皆さんに判断を委ねたいと思います。
[動画タイトル]
(1)帯電体と異種の電荷をはく検電器に帯電させる
(2)帯電している電荷の種類を調べる
HTML版(資料として動画(MPEGファイル)を添付)
学校法人清風学園 清風高等学校 豊田將章