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高等学校物理学習の実態と問題点

  • 物理
  • 実践事例
公開日:1999年04月01日
高等学校物理学習の実態と問題点

【本文より】 理科離れ・物理離れが大きな問題となっている。高等学校でも教育課程が改訂され,その運用が始まった。本来,この時期の教育課程の改訂は,理科離れ・物理離れに十分考慮されたものになっているべきものと期待されるが,この状況に改善がみられるのであろうか。高校生の目をとおして現行の物理学習の実態と問題点を明らかにするため,学習項目ごとに調査対象者の好嫌度および理解度を調査した。好嫌度および理解度は,次のように定義する。好嫌度は,調査対象者がそれぞれの学習項目について好きであったか嫌いであったかを5段階で評価した数値から3を引き,それを2で割ったものとする。その結果,好嫌度の最高値は+1,最低値は-1となる。好嫌度が+0.4以上の学習項目を,よく好まれている学習項目とし,好嫌度が-0.4以下の学習項目を強く嫌われている学習項目とする。理解度は,調査対象者がそれぞれの学習項目について理解できたかどうかを5段階で自己評価した数値から3を引き,それを2で割ったものとする。理解度が+0.4以上の学習項目を,学習者によく理解されている学習項目とし,理解度が-0.4以下の学習項目をほとんど理解されていない学習項目とする。

京都教育大学附属高等学校 川村康文

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