【本文より】 1996年,本校は普通科から総合学科になり,2単位の選択科目「環境科学」を理科に設けた。著者は1997,98年,学校内で知識注入型で学ぶ環境教育の対極,フィールドへ出て自分で実感し,また自分が問題意識を持って調べ,考えて発表できる生徒の育成を目指して授業実践した。
ここでは紙数の都合でその概略を報告する。なお,1999年度は選択者数が少ないため開講されなかった。2000年度は選択者が30人と大幅に増え,著者一人の引率では困難をきたす可能性が多いため,残念なことではあるがフィールドワークを減らす方向で実践中である。
大阪府立今宮高等学校 平井俊男