[教育実践シリーズ] 構造推察力を鍛える授業実践
中村好孝(山陽女子中学・高等学校教諭)
高校数学ニューサポートVol.2
東京書籍2004年秋発行
[本文より]
現在,私は岡山県の私立女子高校に勤務し,特別進学コース3年生を担任している。授業は,一般に比べて進んでおり,理系ならば3年生の1学期時点で,数学Cの範囲までを終了する。このスピードを支えているのが,生徒自身が問題構造を推察する発想をもつことである。高校数学で取り扱う問題の多くは,構造的にパターン化されたものが多く,単元が違う場合でも構造的には同じ形式をとるものをよく見かける。
山陽女子中学・高等学校教諭 中村好孝