[本文より]
2000年度から実施している「現代国際社会理解」の授業においては,時間的に逼迫していたこともあり,テキストの検討・準備が不十分であった)。ある程度のカリキュラム変更は予想して,事前に「世界史B」教科書・地図帳(地理用)・世界史図説は購入させることにしていたが,授業展開プランが確定したのが2000年4月初めであったため,購入させた教科書は必ずしも本科目のコンセプトに合致しなかった。更に,市販のどの教科書・書籍も本科目の授業展開に対応していないことは言うまでもない。
また,歴史的視点に立脚しながら,現代国際社会を多角的・巨視的にとらえるためには,既存の科目の枠組みを越え,地歴公民的知識を有機的に結合させるとともに,さらに時事問題も取り入れていく必要がある。
立命館慶祥高等学校 堀拔功二・斎藤忠和