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楽しんで,自分の思いを伝えようとする児童の育成

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  • 実践事例
公開日:2002年05月06日
楽しんで,自分の思いを伝えようとする児童の育成

[本文より] 私たちが自分の思いを相手に伝える手段として,言語によって伝える方法が最も手近で迅速であると思われる。

しかし,児童の現実は,話を最後まで聞かずに失敗したり,相手に自分の思いを伝えられなかったためにけんかが起こったりしている。また,日常生活の中で自分の意見や感想を持ち,それを発表したり伝えたりしなければならない場面は多いのだが,伝えることを嫌い,黙っていることも多い。これでは,これからの変化の激しい社会において,周囲と協調しながら自律的に社会生活を送っていくための「生きる力」は育っていかない。

新学習指導要領では,「伝え合う」ことが重視されているが,伝えようという気持ちが起きなければ伝え合うことはできない。児童が自分の考えや気持ちを自分の言葉を使って表現し,相手に伝えることができたら,伝えることに喜びを感じるだろう。そして,聞き手が話し手の思いを感じ取ることができたら,今度は自分の思いを伝えようとするであろう。そうすれば互いに理解し合い,伝え合うことに,楽しさを覚えるのではないだろうか。

そこで,すすんで自分の思いを人に伝えたいという気持ちを養う必要があるのではないかと考え,研究のねらいを「楽しんで,自分の思いを伝えようとする児童の育成」とした。

愛知県西春町立鴨田小学校 諸星頼子

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