[オーストリア]ペスト記念柱、撮影年月:2003年3月、撮影者:O.K、撮影場所:オーストリア、ウィーン。グラーベンのほぼ中央にあるバロック式モニュメントは、レオポルト1世が建てさせた「ペスト記念柱」である。14世紀後半に始まった第二次ペストは「黒死病」と呼ばれ、19世紀半ばまで流行した。しかし、17世紀半ば、西欧ではペスト禍から解放され始め、その後ほぼ規則的に西から東へ流行が終わり、ウィーンでは1679年の大流行(死者は7.5万人とも15万人とも言われる)を境に終息した。台座には天地創造、ペスト流行、最後の晩餐などを描いたレリーフがあり、上部には三位一体像が輝いている。
O.K