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中高一貫教育校における歴史教育の状況と連携のあり方

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公開日:2004年06月08日
中高一貫教育校における歴史教育の状況と連携のあり方

中高一貫教育校における歴史教育の状況と連携のあり方

上田隆之(東京都立武蔵高等学校教諭)・日下部公昭(筑波大学附属高等学校教諭)

平成16年全国歴史教育研究協議会「全歴研研究紀要第40集」より

2004年6月作成



[本文より]学校教育法の改正などにより,平成11年度から公立学校においても6年間の中高一貫教育を導入することが可能となった。それ以来中高一貫教育への関心は非常に高まっており,例えば,2003年2月に東京大学教育学部附属中等教育学校で開催された第2回全国中高一貫教育研究大会では,全国各地から集まった500名を超える多数の参会者が熱心に研究・協議を重ねていた。中高一貫教育の意義については,以下のような点にあるといわれている。第1に,高校入試の影響を受けない安定的な学校生活を可能とし,学習内容の重複をなくすことができることから,時間的・精神的なゆとりを生かし,生徒の個性や創造性を伸張しうるということ。第2に,6年間を通した計画的・継続的な学習指導・進路指導・生活指導が可能となり,生徒の個性の伸張と優れた才能の発見が実現しやすくなるということ。第3に,中学1年から高校3年までの異年齢集団間の交わりがしやすくなるということである。以上の3点は東京都教育委員会の報告書によるものであるが,三重県での実践例などから,特に連携型の場合には,中学段階と高校段階それぞれの教員間の交流・情報交換を密に行うことができる,ということも挙げられそうである。

東京都立武蔵高等学校・筑波大学附属高等学校 上田隆之・日下部公昭

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