教室の窓「小学校国語Vol.12」2008年1月作成
[本文より]
この実践は,以前に5学年で実践したものである。「総合的な学習の時間」を活用して実体験的な部分を補いつつ進めた。KJ法の川喜多二郎先生の理論に「W型モデル」が登場するが,この実践でも近い形をとって「現地体験型調べ学習」と「屋内検索・執筆型学習」とが行き来している。単元の目標を一言で言うなら,「学級の子ども全員の手で,素敵な本を作ろう」である。全てそのために行った授業である。この本『自然の中へ』は,253ページからできており,全て子どもたちの手によって説明文で書かれている。最後は,学校の図書室や,近隣の学習センターに寄贈して,だれかに読んでもらい,読み手を豊かな活動へ誘おう,と目標を立てた。
福島県福島市立瀬上小学校教諭 佐久間裕之