[書写・実践事例](第6学年)生き生きと自ら学ぶ書写指導
種子島潔(鹿児島市立宇宿小学校教頭)
小学校国語-教室の窓Vol.6(2006年1月発行)
[本文より]
子どもたちの思いや願い子どもたちにとって文字を書くということは,身近で日常的な活動である。日常的であるからこそ,一つ一つの文字に対して深く意識することなく書くことが多い。しかし,自分の書いた文字や文章が,先生,友達,家の人などに美しいと認められたときや,自分が友達の字を美しいと認めたときに文字に対する意識が高まる。文字を正しく美しく書くための適切な指導が行われたら,子どもたちは自分の書写技能の上達を確認しながら自分の納得のいく字が書けたときに,初めて成就感を味わうことになる。そして,この成就感を味わうことを繰り返すことによって,子どもたちの文字に対する興味・関心は次第に高まっていくと考える。
鹿児島市立宇宿小学校教頭 種子島潔