牡丹―2―、撮影年月:2001年5月、撮影場所:東京都 上野東照宮ぼたん苑。写真(1)花王(栽培品種名)、中国では花の第一は牡丹である。故に、「花の王」という。唐以降に愛好され、牡丹一本で数万の値がついた時代もあった。「牡丹一ダ(乃十木)値千金」「一本有直数万者」。また、中国では一般に紅牡丹が好まれている。写真(2)花大臣(栽培品種名)、中国では花の第二は芍薬で「花の相(宰相)」といわれている。説明に「純牡丹色」とある。昔は牡丹色とはこのような色のことを言っていたように記憶している。写真(3)(4)金帝、緑胡蝶、日本でも中国でも牡丹には様々な名をつけている。それだけ愛好されているのだろう。
東京都 田中典子