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[巻頭言]「かな」について思うこと

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  • 指導資料
公開日:2005年05月12日
[巻頭言]「かな」について思うこと

[巻頭言]「かな」について思うこと

榎倉香邨(書家)

高校書道ニューサポートVol.2

東京書籍2005年春発行

[本文より]

自国の文字をもたなかった日本人は,仏教と共に中国から伝来した漢字を見事に,独自の表音文字として「かな」をつくり上げました。それは漢字が渡来してから約四〇〇年後の平安時代中期でした。当時の王朝・貴族を中心とする人たちの叡智であった事は無論ですが,日本の自然風土に根づいた人たち,分けても繊細で温雅な女性の感性,中国にはない面意識からの間まの感覚,毛筆と料紙によるたて書きとその連綿によって,つくられたことは見逃すことはできません。

書家 榎倉香邨

資料ファイル

A4判たて、1ページ

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