(実践事例 I )「キャリア教育」の充実を目指して
-長期職業体験を通しての取り組み-
舟木恒夫(前東京都渋谷区立鉢山中学校長)
中学校「学校経営13」(東研情報)2005年9月発行
作成日:東京書籍2005年9月
特集:学校経営の改革
[本文より]
本校では平成13・14年度の渋谷区教育委員会研究推進校として「総合的な学習の時間」に関する研究を行った。1年次は環境,福祉,生き方など,多岐にわたる内容で取り組んだが,間口を広げすぎあまり成果を残せず終わってしまった。この反省を生かし,2年次は「生き方」に焦点を絞り,職業体験という具体的な活動を通して研究を進めることとした。職業体験はこれまでも進路学習の一環として行っていた活動であるが,各学年に体系化されたものではなく,いわゆる行事的に行われていた。鉢山中学校ではこれらを改善し,本格的な「キャリア教育」として,総合的な学習の時間の中で取り組み,今年度で4年目を迎える。
前東京都渋谷区立鉢山中学校長 舟木恒夫