[もくじ]
はじめに
地域講師活用の取り組み
研究としての取り組み
実践の成果と今後の課題
まとめ
[本文より]
朝,登校する生徒が実に清々しい挨拶を交わしてくれる。来校者にも爽やかに会釈をしている。一人一人の和やかな表情が,元気百倍の源である。生徒の登校時間帯にPTAが地域清掃を兼ねて生徒に声をかけてくれていることも,挨拶が定着している大きな要因である。本校が,開かれた学校経営を推進している一端を表している。昨今,児童・生徒の予測し難い事件や問題行動が報道される度に「何故」という思いを強く抱く。児童・生徒の心を耕す営みを学校や保護者,地域が見失っているのではないかと考える。本校は,文部科学省の「児童生徒の心に響く道徳教育推進事業」として平成14年度,15年度にわたり研究実践を行った。
東京都練馬区立開進第三中学校長 外山高明