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アマミノクロウサギのこと

  • エッセイ
  • 学校経営
公開日:2006年04月05日
アマミノクロウサギのこと

アマミノクロウサギのこと

作家 立松和平



2006年4月発行

作成日:東京書籍2006年4月



[本文より]

アマミノクロウサギは奄美大島のシンボルであり,国の天然記念物だ。世界でも奄美大島と徳之島だけに生息する。ウサギ科の一属一種の世界的珍獣である。一般のウサギより小さくて,耳も短い。身体の色は黒に見えるものの褐色を帯びている。

奄美大島の高等学校の校長室で,昔父兄が持ってきたという剥製を私は見たことがある。また博物館でも見た。夜行性で用心深いため,奄美大島で暮らしていても見たことのない人が多い。名前だけが一人歩きするように響き渡っているのだ。

作家 立松和平

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