[中学校 実践例]地域・家庭とのつながりを生かした道徳教育をめざして
地域・家庭との連携
近藤優子(秋田県能代市立能代第一中学校教諭)
小学校・中学校道徳-教室の窓Vol.3 東京書籍 2005年4月発行
[本文より]
秋田県では昭和61年度から取り組んできた「心の教育」の充実をめざし,平成5年度からは学校教育共通実践課題として「ふるさと教育」を推進している。郷土の自然や人間,社会,文化,産業等と触れ合う機会を充実させ,そこで得た感動体験を重視することによって,ふるさとのよさの発見,ふるさとへの愛着心の醸成,また,ふるさとに生きる意欲喚起をめざすものである。これを受けて,本校(秋田県能代市立能代第一中学校)では,豊かな体験活動と道徳の時間との関連をもたせることによって生徒の内面に根ざした道徳性の育成を図ることや,保護者や地域の参加・協力による授業展開の工夫によってねらいとする道徳的価値の自覚を深めることを重点実践事項の中に掲げている。
秋田県能代市立能代第一中学校教諭 近藤優子