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楽しくよく分かる授業の創造

  • 英語
  • 実践事例
公開日:2001年03月06日
楽しくよく分かる授業の創造

【本文より】「教師は授業で勝負する。」といいます。いつも,自分の授業に自信を持って臨めるようになるといいのですが,なかなかいつもそんなにうまい授業はできません。授業は,まず,教師が楽しまなくてはなりません。教師が楽しくない授業は,生徒が楽しんでいるとは思えないからです。そして,生徒自らが,「楽しい授業だった。」と言うようであれば,その授業はほとんど成功であると言っても過言ではないでしょう。

生徒の中には,「なぜ英語を勉強しないといけないの。」とたずねるものもいます。「今は国際化の時代で,将来君達も外国へ行って英語が必要になってくるでしょう。」とありきたりの答をすると,生徒は,「それなら私は絶対外国へ旅行することはないから,英語は勉強する必要はない。」と言います。そうすると,「みんなが会社に入ってから,外国へ行かないまでも,外国から様々な人が日本にやってきて,英語を使わなければならない場合もあるでしょう。」と言うと,「ぼくはそんな英語を使うような職業にはつかないから大丈夫だ。」と言います。そこで,「だけど,今の日本には至るところに英語があふれています。使わなくても,それらの意味くらいは分からなければ生活しにくいでしょう。」と言うと,「そんなことはないよ,英語なんか少々分からなくっても生活はできるよ。」と言います。最後に私は,「あーそう。君は君の将来が分かるの?君は水晶玉か何かで,君の将来を見たの?」と聞くと,「えっ...いいえ...それは...。」と言うように,口を封じてしまうわけですが,結局,生徒たちに英語学習の必要性を納得させるには至りません。生徒の中には,英語学習の必要性を感じないものや,英語に全く興味を示さないものもいます。もちろん,その反対の生徒もいます。そのような生徒が一つの部屋の中にいるわけですから,「生徒がすすんで勉強するのが当たり前だ。」というような考えで授業をすすめるわけにはいきません。

三原市立第一中学校 村島公司

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