[本文より]学校での英語学習においては,「書く」「読む」「話す」「聞く」という4つの技能について,授業の中でバランスよく力をつけていくのが理想的である。この4つの技能の基礎・基本の定着が図れてこそ,実践的コミュニケーション能力を高めることができると考える。
しかし,昨年度の終わりに1年生全員にアンケートをとったところ,現実には4技能のうち「話す」「書く」という活動に苦手意識を持っている生徒が多いことが分かった。苦手と感じながらも「英語ですらすら話せるようになりたい」「自分の紹介や日記を英語で書けるようになりたい」という希望があることは理解していたが,授業の中で十分な時間をとって指導することはなかなかできないでいた。
そこで,2年生になった今年度は,授業の中で「話す」「書く」活動を工夫し,意欲的に取り組ませるなかで苦手意識を取りのぞき,さらに基礎・基本の定着が図れるような授業研究を進めていくことにした。
HTML版
愛知県一宮市立今伊勢中学校教諭 久神敦子