[トピックス理論編]Reading Plusの実践例
登場人物の声,気持ちが届く授業展開
関典明(成城学園中学校教諭)
「教室の窓」英語Vol.2(2004年9月発行)
東京書籍2004年9月発行
[本文より]本教材は,中学1年生からNEW HORIZON で英語学習をしてきた生徒にとって初めて接する4ページにまたがる長文物語である。指導用のCD には,各ページごとにT/F およびQ&A が用意されているが,教科書紙面には設問の類も,物語の背景の日本語の解説,物語の導入などは一切ない。p.32 タイトルの下に「●思いやり」と一言あるだけである。このような形の教材提供を「教材研究・指導案作成の過重負担」と受け取るか,「自由自在な授業展開を可能にさせる福音」と受け取るかは,担当・指導する教師次第ということになろう。本稿は今年度,私が担当している中学2年生2クラスで実践した,この教材による授業展開の概略とその背景の紹介である。
成城学園中学校教諭 関典明