[本文より]
英語の教員養成課程の教員になって今年で13年目になる。この課程で教鞭を取ることの大変さを特に最近痛感してきたところである。一般教養の「英語」を学生に教えること,付属中学校の公開研究会において指導助言者になること,同時に県の中学校や高等学校の英語教育研究会の指導助言をすること,大学での各種校内分掌,役目はたくさんある。しかしながら,最大の任務といえば,やはり,学生に英語の教員としてしっかりした能力をつけさせ,現場に送り出すことであろう。このところ,この「学生にいかにして教師としての能力をつけさせるか」に心を砕き,それを目的とした授業にて試行錯誤の最中である。
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山梨大学助教授 古家貴雄