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海外便り:補習授業校から見た日本

  • 英語
  • エッセイ
公開日:2004年04月12日
海外便り:補習授業校から見た日本

Essay 海外便り:補習授業校から見た日本

加藤章三(かとうしょうぞう・米国ニューヨーク補習授業校校長)

小学校・中学校英語-教室の窓No.1(創刊号)

東京書籍2004年3月発行



[本文より]

3年前の冬,筑波で文部科学省の研修を受けましたが,外務省課長の海外での危機管理の講話の中で,オサマ・ビンラディンについての解説があり,漠とした不安を感じながらのニューヨーク赴任となりました。任地であるニューヨークを,その夏までは何不自由なく楽しく満喫していました。しかし,2001年9月11日の米国同時多発テロ事件以後,世界の様相はすっかり変わってしまいました。マンハッタンを校区に抱えている我が校も,保護者の方が犠牲に遭われるなど,その衝撃は大きいものでした。それから2年半が経ち,アフガニスタンからイラクへと紛争地域は拡大し,ますます混迷の度を深めています。今もここアメリカでは星条旗があちこちにはためき,衝撃をバネにして力強く立ち上がろうとする,プラス思考の国民性を痛感しています。

米国ニューヨーク補習授業校校長 加藤章三

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