[本文より]ヒューストンで3日間過ごし,次なる目的地はメキシコ・シテイーである。今回の全工程中,早め早めに行動することを心がけている。9時発の飛行機だが,7時に空港到着。大きなラッゲージ一つに何もかも入れていたため,重量制限に引っかかった。機械での自動チェックインに気を取られている内に,カウンターの大きな黒人がぶっきらぼうに「重量オーバーだから,別のバッグに詰め直してくれ」と言う。バッグがないと言うと,「ここで販売しているから購入していい。」とのこと。コンチネンタル航空もちゃっかりしている,さすが商売。ごった返している空港カウンター内でラッゲイジを開けて,購入した中くらいの布製バッグに詰め替え直してOK.。飛行機に乗ると,横3席の通路側に席を予約していたが,真ん中の座席が空席。ゆっくりと3時間過ごせるかなあと期待したのも束の間。私の2倍以上もある男性が真ん中に座るという。比較的広い座席に,メリメリと音をたてて座っていくのを見ていた。座席ベルトは到底無理と思いきや,延長ベルトをもらって,半腰掛のまま飛行機は飛び立った。私はというと,体が右10度前後傾いたままの飛行旅。メキシコ・シテイーへの3時間はご想像にお任せしたい。
(三菱商事株)人事部海外子女教育相談室室長・練馬区立関中学校前校長 山本新治