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『暖房ガンガン,冷房ガンガン』

  • 英語
  • エッセイ
公開日:2005年10月05日
『暖房ガンガン,冷房ガンガン』

[本文より] ニューヨークの冬は,足早にやってきます。

青いお空に,ふと秋のにおいを感じたと思ったら,そこからは長ーい冬のはじまり。急激に寒さがやってきます。ニューヨークの季節は,日本のようにやさしくすこしづつ変化してくれないのです。この時期,まだセントラルヒーティングのバルブが開けられないため,アパート中寒い。では一体いつ,そのバルブが開けられるのかと言うと,アパートの大家さんのふところ具合によるのだそうな。ケチな大家さんにあたると,いつまでたっても部屋は寒い。で,ここはアメリカ。日本のようにこたつや石油ストーブなどという個人であつかう暖房器具は,ほとんど誰ももっていないので,寒い部屋の中,からだは心底冷え込むいっぽう。布団にくるまってみても,ガスコンロに手をかざしてみても,やっぱりふるえは止まらない。

イラストレーター 海沼築紫

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