[本文より]つい先日,アメリカのクレジットカード会社から,請求書が来た。請求金額は13ドル40セント。
ニューヨークから日本に戻って,一度もそのカードは使っていない。おかしいなあと思いながら,金額も大したことないし,めんどくさいから払っちゃえ。たぶんセキュリティの関係の請求書だろう,と勝手に決めつけてその場をごまかした。
ところがその後,1ヶ月もしないうちにまた請求書が。しかもいきなり100ドルを越えている。あわてて内訳を確認。するとナントカモータースと,ナントカビデオクラブと書いてあるではないか。はっとして先月支払ったものをチェック。同じところからだ。それだけではない。他にもナントカミュージックの請求まである。「こりゃ,グルだな」と,確信する。
イラストレーター 海沼築紫