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[本文より]教師というのは不思議な存在であります。毎日毎時間，３０名～４０名の生徒を相手に一人で楽しみながら，語りかけたり応答を繰り返したりしているのに，その授業の最中，突然他の誰かが入ってきて参観するとなると，その教師の心中はおだやかでなくなるのです。たった一人の誰かが教室に入った途端，緊張し，あらたまった授業の雰囲気となるのです。
日本橋学館大学 下村勇三郎
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