探究学習の初日に、全校生徒(226名)の半数以上が「何を調べたらいいか分からない」と訴えた。受賞者の勤務校での、「問いを立てられない生徒、個別支援が追いつかない教師、孤独に陥ってしまう探究活動」という壁から、挑戦が始まった。理想と現実の乖離に直面した受賞者が選んだ解決策は、AIと協働の力だった。対話型AIが生徒一人ひとりの問いづくりに伴走し、SNS型WEBアプリ「いいね!探究マップ」が学びを可視化・共有する仕組みを構築した。結果、4か月後には、以下のような驚くべき変化が起きた。
「ダメ出ししてください」と他者評価を求める生徒、写真へのフィードバックで作品を改善し続ける生徒、学年を超えて知識を交換し合う生徒たちなど、大部分の生徒が自発的に投稿・交流する協働的学習コミュニティが誕生した。不安は半減し、期待感が大幅に上昇し、AI×協働で「全員が主役の探究学習」が実現した。
長野県飯綱町立飯綱中学校 高野健人
A4たて、9ページ