[本文より]今年のELEC同友会英語教育学会の第11回大会は,去る11月13日,東京,茗荷谷にある拓殖大学で行われました。500人もの参加者で盛会でしたが,私の担当のオーラルアプローチ研究部会では“contrast”をテーマに言語材料の導入のあり方について提案しました。このことは今更言うまでもありませんが,言語の持っている特徴としてアメリカ構造言語学の言語観の一つである『言語は対立するパターンの体系』が根底にあります。つまり,英語は理解させる場合に,この言語の対立を利用することが重要な要素であるということが前提に立っております。
日本橋学館大学 下村勇三郎