[本文より]またしても,生徒に当てるときは,その生徒の名前を言って当てるべきであるという内容です。このコラムでは,以前にも,取り上げたことがありました。でも,授業を見るたびに,どうして生徒の名前を使って当てないのだろうと,残念に思うことがしばしばなのです。 去る11月5日(日),第12回ELEC同友会英語教育学会の大会が開かれました。そのときの目玉であるビデオによる授業研究では,東京学芸大学附属竹早中学校の3年生の授業を拝見しました。さすがと言うべきか,見事な授業だったので胸がすーっとする思いでした。私は偶々その授業のコメンテーターを引き受けましたので,強く印象に残ったのですが,その先生は50分を通しての活動の中で,数多く一人ひとりの生徒に当てていましたが,それが全て,生徒の名前を言って当てたのです。気持ちがよかったですね。
日本橋学館大学 下村勇三郎