「本文より」昨年(2001年)のELEC 同友会第7回英語教育研究大会で,「オーラルアプローチ研究部会」に出席された方から,次のようなメールを頂きました。
『パタンプラクテイスで,キューを出した後に,ある一人に当てて言わせて,次に全員に言わせるのはなぜですか?』
これに対して,
「オーラルアプローチでのパタンプラクテイスは,基本文型の定着と拡充発展にねらいがあるので,授業過程では『復習』の段階で行うのが適切である。復習時ということは,前時に十分に音読指導がなされ,次の時間までに殆どの生徒が,意味内容が分かり,暗唱できる状態になっていることが前提になる。そのために,当て方のねらいは,既習事項なのだから,先ず個人で言えるかどうかをチェックすることにある」のように答えました。
日本橋学館大学 下村勇三郎